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フラミンゴ我孫子店

いきなりだが、ホールのシマは、たいがい南北、もしくは東西方向の列になっている。
東西方向の並びのシマの場合、窓や出入口の位置にもよるが、夕方近くなると西日が差して大変なことになる。

我孫子のフラミンゴというホールは、かつて国道六号線沿線にあった。
我孫子市でも、我孫子の駅前にはパチンコ店というものが少なく、2000年前後の頃は、北口にジャンボ、タイガーという2店、10分少々歩いたところにフラミンゴと、パチンコ不毛な土地柄だった。
ゲームセンターも少なかったことから、市の政策として、そういう風俗営業に対して許可をおりにくくしていたのだろうか?
その後タイガーも潰れたことから、我孫子駅前には、2011年現在、ジャンボの1軒のみとなっている。

いつもの自分の論理によれば、駅前のホールよりは離れたホール、ということで、フラミンゴにはよく打ちに行っていた。
実際、駅前各店に比べて釘は甘めではあった。

そのホールでよく打ったのは「くじら君」という平和の羽モノだった。
くじら君は、要するに回転体の設置向きを変えたビッグシューターであると自分は解釈していた。
さらに、くじら役モノに入ればほぼ確実にV入賞したので、そういったサポートがある分ビッグシューターよりは甘かったように思う。

くじら君というと、パンクの多さについて語られることが多いが、ビッグシューターの亜流と考えれば仕方ないと自分は思っていた。
というか、それ以上に自分との相性が良かった。
今日日、羽モノというと賞球の少なさに辟易させられるが、くじら君はALL10、1鳴き1拾いで20個なので、そんなに悪い機種だったとは思えない。が、そんなに評判の良い機種ではなかった。

ただ、フラミンゴでは、店主の嫌がらせか、ただの考えなしだったのか、台の向こうがパチスロのシマになっていた。つまり、常に振動しているのだ。熱くなりすぎた客のヤケクソめいたボタンの押し方によって。
なので、あまり落ち着いて打つことはできなかった。パチスロから離れた、モンキー倶楽部を打つことも多かった。

ほどなく・・・フラミンゴは閉店。しばらくしてバロンタウンの我孫子店となった。バロンタウンといえば、新松戸駅前店や、我孫子市内でも天王台駅前のペガサスを系列店に持つものだったが、フラミンゴもその系列だったかという話は聞いたことがない。
それ以上に、大幅に店内のレイアウトが変更されていた。
シマの向きが、南北方向から東西方向になっていたのだ。
普通、ホールが廃業し閉店して他店がその建物に入った場合、例えば柏のポルシェがジュラクに変わったときのように、シマの向きまでは変更しない。既存の物を流用したほうがコストがかからないからだ。

久しぶりにフラミンゴの頃の懐かしい雰囲気だけでも味わいたいと思い、初めてバロンタウンに行った時、シマの向きもそうだが、設置機種のありきたりさにがっかりして帰ったのだった。

そのバロンタウンも今はもうない。パチンコ店が生き残るためには、適度な競争関係というものが必要なのだ。
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懐かしい

もう二十年以上前行ってました やはり今はもうないんですね 北柏駅前のシルバーにも行ってましたよ
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Author:花百景
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ネタは主にパチンコの昔と今、プログレなど。

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