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松戸スパジオ(千葉県松戸駅前)~その7~

パチンコ機の盤面は、世相をうつし出す鏡であると、自分はそう思う。

いつまでも旧来のままの営業をしていたのでは、多くの客を維持できないし、新規の客も獲得しにくい。
もちろん、いわゆるレトロ機を好むマニアもたくさんいるが、打ち手全体数からいえばごく少数派だ。

今のパチンコ機が、数十年前に流行った漫画、アニメ、芸能人などのタイアップ機ばかりなのも、そういったものに触れていた世代がお金を自由に使える年代になったことを意味し、そういった人たちに訴えかけるような機種を作ろうという意図があるためだ。

今のパチンコ機が過剰な演出であるといわれるのも、そういった演出が、技術の進歩・普及度などの点から、そうすることが可能になったからそうしているだけのことで、昔の機種は昔の機種で、「その時において可能な範囲」で、過剰な演出を試みてはいたのだ。

そして我々打ち手は、与えられたものを打つ、それだけのことしかできない。


前述のように、リニューアルを行う前のスパジオは、多種多様な機種を設置していた。
一応普通機に分類されるミサイル、一般電役のオークス、先回までに書いた羽モノなどを始め、多くの現金デジパチも設置していた。

スパジオに設置されていた現金デジパチで、印象に残っている機種を挙げると、

マジカル夢夢ちゃん
デラマイッタH-9
ふぃーばーちゃん
サンダースケルトン
おばけらんど

などだろうか。
例によって、他にもあった重要な機種を忘れているかもしれない。

サンダースケルトンを除く他の機種はいずれもオーソドックスな現金デジパチである。
ラウンド振り分けのあった、ふぃーばーちゃんや甘デジのデラマイッタは、少し毛色が変わった機種と言えなくもないが、大体の機種が、確率と出玉のバランスのとれた、良好な機種ばかりだったと思う。

中でも、マジカル夢夢ちゃんはスパジオでも息の長い機種だった。
確率1/223.5で毎回80回の時短、賞球5&13で大当たり出玉が2000個。
今あれば、迷うことなく打つスペックだ。

リニューアル前のスパジオは、CR機のような低確率機に手がでなくても、確率200分の1程度の現金機や、一応は確率の甘いサンダースケルトン、デラマイッタのような機種、またはその他の普通機、羽モノ、一般電役機などを、打ち手が選ぶことができ、「つぶしのきく」ホールだった。


「美ニューアルオープン」と称する、スパジオのリニューアル。
それの主眼は、台上部のデータカウンターの交換と・・・現金機の全廃、全台CR化だった。

当時のCR機のことを思うと、いわゆる今でいう甘デジに相当するCR機はなく、だいたい確率1/315.5で確変突入率1/2のものばかり。
液晶が違うだけの、同じような機種ばかりが並んでいることになる。

打ちたいと思えるような機種がない。
そもそも・・・パチンコは無理をして打つようなものでは、本質的には、ない。

少なくともスパジオは・・・、はじめはギャンブル性の高い機種を打ち、だんだんと持ち玉比率の高い機種に移行する、といったような、その時間帯に応じた立ち回りを可能にする、バラエティーに富んだ機種群を設置するホールではなくなってしまった。

それならば・・・別に、スパジオでなくたって、いいのだった。

そしてさらに、スパジオは交換率を大幅に上げた。

多様な機種がなくなったと述べたが、それでも、CR機の羽モノ、例えば玉や~SPなどもあるにはあった。

しかし・・・釘を見る目が他人より劣る、そんな自分が、交換率の上がったホールで、ホールが覚悟して開けているわずかな羽モノの台を選ぶということは、自分が自分に対して最も期待できないことだった。

リニューアルの副産物は、全台のCR化、交換率の上昇だけではなかった。
4階奥の(店舗的には2階の)、ロッカーコーナーの廃止である。

ロッカーは、4階の通路部分にとりあえず設けられはした。
ただ、旧来のスパジオのロッカーは、4階の奥まったところの、休憩スペース内にあり、そこには飲料水の自販機もあった。

パチンコ機の設置されたコーナーから隔絶された、落ち着ける休憩スペース。
勝負に疲れたとき、そこで100円のペプシを飲むことが好きだった。

その休憩スペースは廃止され、遊戯機が置かれるようになった。
要するには、かつては4階トイレ付近の小さなシマにしかなかった、パチスロコーナーの増床ということだろうが。

さらには、リニューアルによって、店内の照明の雰囲気が変わった。
全体的に薄暗く、店内に満ちていた明るさは失われた。

そのように、変わった部分が大部分でありながら、例えば2階の大部分と、3階の水槽のある休憩コーナーは残った。
いっそ、全部違ったものに変わってしまえば別物として、「記憶をすり替える」ことができるのに、
下手に新しいものと、古いものとが混在しているせいで、記憶の混濁を、自分は起こしてしまった。

このままここにいては、今までのスパジオの、記憶の中に残った風景すらも、その記憶から失われてしまう。
そのことを、自分は何よりも恐れた。

さらに、とどめの一撃として、2003年春の、近隣のホール、クラウンの閉店。



これで、松戸に対する魅力の、ほぼ100%が失われた。

そして自分は、松戸に近づくことすら、できなくなった。


スパジオに、桜の花がかすかに咲く、その時までは。

(続く)
(2013.9.23一部修正)
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Author:花百景
とある中年による趣味のブログです。
ネタは主にパチンコの昔と今、プログレなど。

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